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1年生への読み聞かせ

時々ボランティアで小学校のクラスに読み聞かせ・・・(この言い回しは本当は好きじゃない)
に行く機会がある。朝のホームルームが終わって、先生が職員室に戻る月曜日の20分間
に、低学年には10分程度のボリュームを2冊(交代制)高学年には1冊。

今日お邪魔したのは、既に1度訪れたことのある1年生の2クラス。
同じ学年でもクラスによってカラーが違うのが面白い。前回は「おしゃべりなたまごやき」を
読み、時間がギリギリで、ゆったりと楽しませてあげられなかった後悔と、毎回私は最初の
取っ掛かりを生徒とのおしゃべりに費やすのだけど、「卵アレルギー」の子供がいて、次は
彼が食べられるという「カレー」を題材にした本を持ってくると約束していたので、短く簡単な
この「ラージャのカレー」にしたわけ。大人は約束を守らないといけません。

南の島のらーじゃが作るおいしいカレーが島の人々を、そして島の生活を潤している・・・・
というお話。

今回は1年生なので、「後ろで見えない子はよっといでぇ~」と声をかけると、すかざず
前に来て隣にちょっかいを出したり、蹴り始めたりする子供がいる。そういう時は

「隣のお友達をつっついたり、押したりすると、お友達が喜んじゃうのでやめてくださ~い」
だの
「友達を蹴ると、友達の足が、2倍も蹴り返したくなって動き始めますからやめてくださ~い」
だのと言ってみる。

で、そっと口元にしぃ~っとポーズをすると、しぃ~んと静まり返って絵本の時間がはじまるのだ。
低学年はいいなぁと思うのは、物語に入り込めるその体と心だ。この本はあまり変化に富む
ストーリーではないが、それぞれのシーンで子供たちが、雲を、雨を、煙を、「おぉっ」とか
「あっ!」とか小さい声で言いながら集中してくる。読後、まだ1時間目も終わってないのに
「お腹が空いた~!!」と言う子供がいて、なかなかの手ごたえではありました。

残念ながら今日の給食はカレーではないそうだけど、次のカレーの給食の時には、この話を思い出してね
といって、子供たちと別れた。



そういえば、クラスに入ったとたん
「あ!あの面白い人だ!」
と言われた。

上々じゃないか。


勝手な採点
読みやすさ・・・・★★★★☆
面白さ・・・・・・・・★★☆☆☆
子供人気・・・・・★★★☆☆
ボリューム・・・・・5分程度
◎単純明快な明るい絵が子供たちにもわかりやすく、入り込みやすい。
by yocchi0220 | 2008-12-15 12:23 | 朗読またの名を読み聞かせ
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