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4年生への朗読

今回お呼びがかかった4年生。

中学年というのは、どのくらいのものを選んだのがいいのか迷うところ。

ボリューム、内容、図書館で、しばし考える。

今の4年生は1年生のときから知っているが、学年のカラーが元気で、ノリがいい。






で、今回、割とスタンダードな1冊に決定。

その本は「ジャイアント・ジャム・サンド


教室に入って、今日のお話はジャムサンドだよ~というと、意外や意外、

「ジャムサンドって何?」

おお!今や、数あるパンの中、ジャムサンドなどというものはスタンダードではなくなっていたのか…

と一瞬不意打ちをくらった気分。




「パンにさ、挟むんだよ。

 ハムだったら、ハムサンド、キューリだったらキューリサンド。

 ちくわだったら、ちくわサンド!!」





もっと突飛なものを挟んであげればよかった…とちいっと後悔しながら、話し始める。








学校というところには、沢山の庭木があって、自然と遠ざかっている子供たちでも、まだあの視線の

中に「ハチ」という危険な生き物は認知されているらしい。なので、こちらが「ハチ」の単語を出す

だけで、元気印全開の男子が「そりゃ、やべぇよ!!」などと身を乗り出してくれるので実に

嬉しくなってしまう。




もっと低学年向けかなぁと迷った一冊ではあったけれども、まだ幼さの残る4年生には多いに

入る込める世界であったらしく、「うぉ~っ!」「どこ?どこ?」「本当だ!!」「すげぇじゃん!」

等と突っ込みどころ満載のあっという間の時間でありました。

易しい話を高学年に持っていくのはどうかなぁという時もあるけれど、時間も限られているので

そうそう、長い話も読めず、迷いながらみなさん本を決めているらしい。

 しかし、安心して聞いてられるというのが、また満足度を増すこともある。

大人だって、知っていた話だって、安心して耳を傾け楽しみたい時があるんだもの。










勝手な採点
読みやすさ・・・・★★★★★
面白さ・・・・・・★★★★☆
子供人気・・・・・★★★★★
ボリューム・・・・・7~8分くらい。


あれ?すごい高得点!


ただ、非常に残念なことに綺麗な絵で近くで見るとしかけもあったりしてとても楽しいのだが、

いかんせん絵本が小さい!!!大きい会場には不向きと思われる。

少人数を周りに集めて、あるいは隣でゆっくりと、読んでみてください。

それと、語り口が七五調でリズムが取りやすく、ちょっとした弁士の気分も味わえるかも。
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by yocchi0220 | 2010-09-10 11:37 | 朗読またの名を読み聞かせ

3年生への朗読

雨、そして晴れ、そして雨、雨、豪雨…

梅雨時ってこんなに忙しかったですっけ?

皆様いかがおすごしでしょうか?

綺麗にアジサイや百合がさいているお庭もございました。一雨ごとにぐんぐん伸びていく

緑のモノたちに、毎日驚かされております。

そんな中、読み聞かせの当番がやってまいりました。





で、今回の一冊は・・・佐野 洋子 著 『おじさんのかさ
佐野さんといえば、「100万回生きたねこ」で知られる絵本作家であり、キレもののエッセイスト
であり、この方の文章の潔さったら、若かりし頃の私はびっくら仰天、笑ったり、心をわしづかみ
されたりしたもんです。どちらかというと、私にとっては絵本作家というより、最初からエッセイ
ストとしての佐野さんという感じ。





よっち「みんな傘は持ってる?」

3年生「持ってる~!!」




よっち「傘忘れちゃったことある?」

3年生「ある~!!」




男子A「おれなんかぶっ壊しちゃったもんね!!」



よっち「そっか!傘壊しちゃったことある?」

3年生「ある~!!」





よっち「じゃさ、傘さしたことない人いる?」

3年生「えーーーーーーっ!」







よっち「これは、傘をさしたことのないおじさんのお話です。」







物語は登場人物も少なく、大きな冒険もない。実に淡々とお話は進んでいく。

この淡々というのが、次第に子供の中に確実にリズム感を芽生えさせる。

そして、安心してそのリズムに乗って、クスリと笑い出す。

そして、とうとうおじさんが傘を開いてしまう、その時!

傘を開く…たったそれだけの行為なのに、子供はすっかりその一大事

身をのりだすように引き寄せられるのだ。








毎回思うに、本の中の歌というのは難題である。

正しい曲はない。好き勝手でいいのである。

しかし、今回この中に出てくる曲について、私はこれだ!と思うものが湧き上がってこず

大変もどかしい思いをすることになった。


よっち「みんな、こんど雨降りの日に傘をさしたら、どんな音がするか聞いてみよぅ!」

元気よくはーい!の返事は聞けなかったけれど、教室中がなんとなく、ほんわかした

ムードになって、朗読は終わったのであった。







雨もまたよし。







勝手な採点
読みやすさ・・・・★★★★☆
面白さ・・・・・・・・★★★☆☆
子供人気・・・・・★★★☆☆
ボリューム・・・・・10分くらい。
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by yocchi0220 | 2010-06-19 23:36 | 朗読またの名を読み聞かせ

1年生への朗読

正直に言おう。

完敗だったと思う。









前回のリベンジとはいかないまでも、覚悟はしていたつもりだったのに、その覚悟も

たった2分で、ウルトラマンどころじゃない早さで、消えうせたのだった。

あの1年2組。うううむ。

とにかく、本を聞こうなどという気のサラサラない子供が、物凄く影響力を持って

「お騒ぎ」になっているのだ。






平手で頭をパンパンともぐら叩きの如く叩いてまわりたい・・・

2分後にはそう思ってしまったのであった。

ので、完敗である。





挨拶がようやくできて、今年はいつもより多いものがあると思わない?ホラ、空から・・・?

と言って掴み、

子供が   「ゆきぃーーーー

よっち   「みんな、雪好きかな?」

殆どの子が 「はぁーーい」




と、同時に、

「雪ってでぇ嫌い~サッカーが出来なくなるじゃん!!」

この声と共に、サッカー同盟が、ギャァギャァと騒ぎ出し、またそれぞれが好きなことを

始めてしまった。





しまいには後ろのほうであんまり騒がしく話しをしているお子様につかつかと近付いて、

「本を聞きたい人の邪魔をすることはないよね。もう2年生になるんだもんねぇ」

などと、軽くおどし・・・朗読経験で7年目にしてついに大敗北である。

こんなことを言う日がくるなんて・・・この日は朝9時に家に帰り、とうとう一日落ち込んだ

のだった。











ゆき」・・・ ユリ シュルヴィッツ、Uri Shulevitz作、 さくま ゆみこ訳



この本ほど「ゆき」を美しく描いているものを私はまだ見たことが無い。

言葉は非常に短いけれど、ページをめくっていくたびに、子供が一人二人と絵に惹きつけられて

いく。今まで灰色だった空が、雪が降りきって光が戻ってきた場面では、小さな息が

もれていたのが聞こえた。







私が大好きな本だからと言って、子供には何の関係も無く、これを受け入れられなくても

当然なのだけど、この中の一人でも気に入ってくれたら、おばちゃんは本当に嬉しい。

心からそう思っている・・・でも大人向けなのかもしれぬ・・・と読みながらまだ迷う。

結局、意志の疎通は今度も図れないまま(最後はシンとして聞いてくれるのだけど)このクラス

を後にし、隣のクラスへ。

なんとまぁ、もう前に出てきて床に体育座りの子もいて、絵が小さいから見えなかったら遠慮なく

そばにおいで、などというと更に、わらわらと寄ってきて、気持ちいいくらい、楽しんでくれた

のだった。壁一枚でこうも違うか・・・・









勝手な採点
読みやすさ・・・・★★★★★
面白さ・・・・・・・・★★☆☆☆
子供人気・・・・・★★☆☆☆
ボリューム・・・・・5分くらい。



殆ど文章がない絵本。ストーリー性も乏しい。
雪が降り始めて、積もるまでのお話し。ただそれだけ。
でも、子供達の楽しみにしている雪のわくわく感と美しさが、ページをめくるたびに
高まっていくことは間違いない。読後の余韻を楽しみたい。
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by yocchi0220 | 2010-02-16 23:00 | 朗読またの名を読み聞かせ

1年生への朗読

てっきり2年生のクラスに行くもんだとばっかり思って、廊下に走って(廊下は走ってはいけません)

たどり着くと、1年生よ!と他のボランティアに怒られてしまい、いやはや自分の思い込みに

とほほの気分。今年1年生のクラスに入るのは初めてだ。




ちょうど、「清潔検査」なる、保健委員の月一調査が入り、開始時間が遅れる。

廊下で高学年の子供が「清潔検査」のカウントをしている様子を伺って、

んんん?んん?となる

とにかく賑やかなのだ。

一つ一つに突っ込まねばいられない男子がいるらしい。それも複数。






憮然とした顔で出てくる高学年の女子に、思わず

「お疲れ様」と言っていた。

さて、想像通り、私が入っていこうが、全く意に関せず。好き放題、騒ぎ放題、動き放題である。

それでも、何人かは気付いて

「本かぁ、サッカーのほうがいいで~す」

などと、正直なことを、みんなの反応に得意になって大声で繰り返したりしている始末。

あまり騒がしいので、大きく声を上げて挨拶をしても、前の席の子供が応えただけであった。

いつもなら、前説のような四方山話をしてから本に入るが、今回は時間が押していたせいもあって

反省の一言だが、最初から

「聞きたくない人も、聞きたい人の気持ちを考えて下さいね」

などと、ユーモアのかけらもなく始めてしまった。いやぁ、余裕の無いのは何をしてもまずい。

中には興味があるらしい子もいるのだけど、騒がしさの中、なすすべもなく、席に座って

こちらを見ていたりする。たった数メートルが物凄く遠く感じるのだ。

できれば君の前で読んであげたいと思ったりする。





騒ぐ子供はそのまま、深呼吸をひとつして始めた今日の本

・・・松居 直著 赤羽 末吉 画「だいくとおにろく



好き勝手している子供達が一人二人とこっちを向き始めた。

今回はちょいとオーバーに演技過剰な朗読。しかし、力みすぎて、飛ばした言葉あり。(ああ・・・)

めだまぁ~よこせ

ついにはクラス中がこっちを見始めた。



次から次へと生まれる最近の絵本におされて、あまり日本の昔話は読まれる機会が少なくなった。

私は赤羽末吉さんの絵が大好きなもので、ついつい手にとってしまう。わくわくしてしまうのだ。

単純明快な線で描かれるその人物や背景は筆に迷い無くの言葉通り、ストレートに話の世界に

いざなってくれる。ユーモラスで、温かい。



赤羽さんの代名詞となっている有名な作品の一つは「スーホの白い馬」ではないか。

これは今小学生の国語の教科書にも登場するから、絵本でなく、教科書で読んだという子供も

多いかと思う。是非絵本で、あの大きな見開きで再度読んで欲しい。ならばなら、これを教材にテスト

なんかしないで欲しい。スーホの話で点数など取って欲しくはないなぁ。





読後ちょっと、違う世界にいってました?あれ?というような顔をして、黙り込んでいる子供達に

「じゃ、またね」と短い挨拶をして教室を出る。

結局とても集中して聞いてくれるので安心するのだが、「いい子で聞いてたねぇ」

などというのは少し抵抗があり、悩みどころだ。「いい子」はたいてい、大人にとって「都合のいい子」

だからだ。



しかし、隣のクラスに行くと今度はクラスに足を踏み入れたとたん、周りにわらわらと子供が集まって

くる。そして、どんな話だろうと最初から身を乗り出してくる。隣のクラスのあの子はここにいたら

最初から前に出て、お友達とくっつきながら、話を楽しめたねぇなどと思う。











勝手な採点
読みやすさ・・・・★★★★★
面白さ・・・・・・・・★★★★☆
子供人気・・・・・★★★★☆
ボリューム・・・・・10分くらい。


子守唄がキーになる。どんなメロディをつけても個人の自由だと思うけど、
きっとただ朗読をする人もいるよね。私はここにいつも決まったメロディーをつけて(勝手に)
唄っている。子供がハッとする瞬間がわかるので、子供を見ながら唄うと面白いよ。
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by yocchi0220 | 2009-11-18 08:54 | 朗読またの名を読み聞かせ

3年生への朗読

今回、「よっちさん、何年生のクラスに入ります?」
という選択の自由があり、高学年に挑まねばならぬころかのぅ・・・と思いつつも、
最近ご存知の通りあまり余裕がないもので、

「・・・・3年生でお願いします。」
という根性なしのアタクシ。

この学校の3年生はノリがよくて、読んでいる側もリラックスできて、読みつつ、
伝わってる?あ、ひいてないか?などという焦りをあまり感じずに自分も楽しめる
ので、ついつい選んでしまうわけだ。

しかし、今回は、またまた学習して、自転車を思い切り漕ぐと読み始めの汗が
半端ないので、大判ハンカチは勿論のこと、自転車を、ゆーたりゆーたり漕いで
風が気持ちよいのぅ~というスピードで、尚、学校についても15分は余裕を持つ
という行動パターン。おまけに、周りのお母さんはキャミソールにカーディガンという
あるいは、チュニックという、肌寒いときは便利だけど、いざ、脱ぎたいけど脱げない・・・
(キャミソール1枚になる勇気を持ち合わせるには、気合のはいった二の腕が必要だと思う)
というジレンマで、流れる汗をふきつつ、服をバタバタさせつつつ・・・その行為が既に
暑さをましてしまう展開。涼しいところでは品がよくお洒落にしてられるが、その
行為を集団でしているのがまたなんとも可笑しい。

ここいらの方は車で行動することに慣れているから(学校は車での乗り入れ禁止)
朝の限られた時間で、自転車を漕いだり、駆け足でくると、思いがけない暑さに
皆、ばさばさ、バフバフ、と服に風をいれる騒ぎになるのだよ。

この日もすこうし肌寒いのを覚悟して、Tシャツで向かって大正解であった。
見た目はおしゃれとは程遠い、野良着である。
でも、家族の心情的には、複雑であろうな・・・と気の毒にも思っていたりして。ははは。





ま、暑さ対策にも念が入り、今回は、滑り出しも快適な時間になったのである。


で、今回の一冊は・・・内田 麟太郎著 伊藤 秀男 画 『うみのむにゃむにゃ


前回の『やまのむにゃむにゃ』に続く1冊。
この伊藤秀雄さんが描く、赤い色の美しさよ・・・。絵の大胆さに比べ、この色彩の選択の
繊細さは凄い。夕焼けの海に思いを馳せる。


選択が安易かな?とも思ったのだけど、ちょうど夏休み明けの最初の朗読の時間
なので、休み中に海に行った子供も多かろう・・・と思って、子供たちと、まず、簡単な
夏休みについての言葉のキャッチボールをして、始める。


登場するのは、今回もどんばらたぬき、イタチ、そしてじいさん。
このじいさんが海で釣りをするのだが、釣りあがる大物をどんどん、どんどん、
海に返す。さて、じいさんが釣りたいものとは一体・・・・?


前回の「やまの・・・」より、この作品のほうが、子供たちはタヌキとイタチと同じ
立場になったらしく、突っ込む言葉も教室に沢山のタヌキとイタチがいるようで
なかなか楽しい。驚いたり、喜んだりが、一緒の波になる。

そして、最後の展開には、またまた

『え~!!なんなのよ~(絵本を読むとこのリアクションが判る)』

実際、この最後の展開を面白おかしく読むと言うのは、相当ハードルが高くて
私がこの本を選ぶのに最後まで迷ったのは、この結末の展開が、私の「朗読」
の技術ではたちうちできないものを感じていたのだ。

ほら、伊藤四郎さんが言うじゃない
「笑いが一番難しいんだ」



心配も案ずるより・・・で、子供たちは楽しめたようだった。いや、実はホント、
自信が無かったんだよね。


勝手な採点
読みやすさ・・・・★★★☆☆
面白さ・・・・・・・・★★★★☆
子供人気・・・・・★★★☆☆
ボリューム・・・・・10分くらい。

主人公が画面の隅に豆粒くらいになって登場するシーンがあったりする。
聞き手を近くに集めて読んだほうがいい。

ダイナミックな展開に、子供も思わずのめりこむシーンがあって、子供の反応がわかりやすい。
結末の読み方で決まるといってもいいかな。さて、あなただったらどう読む?
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by yocchi0220 | 2009-09-09 08:26 | 朗読またの名を読み聞かせ

3年生への朗読

今日も学校までの道が早足になり、案の定最初は汗が・・・。

しかし、同じ失敗は繰り返さん。(たまには)
近くの教卓に絵本バックと共に大判ハンカチを置いておいて、汗をふきつつ、読むことができました。
決してスマートではなかったが。

今1年生はアサガオを育てていて、2年生は野菜(トマト、ピーマン、ナス)、3年生は
ホウセンカ、ヒマワリ、モンシロチョウ(確かにそういっていた)だそうである。

今日は、『育てる』話だよ。と言って読み始める。
この学年は、去年の2年生の頃から『ノリ』がいい。物語に入り込んできてくれるのだ。
特に、それが男の子だ。女の子は大人になるのが早いんだなぁ・・・としみじみ感じたしだい。

今日の一冊は・・・内田 麟太郎著 伊藤 秀男 画 『やまのむにゃむにゃ』


この『やまのむにゃむにゃ』に続き『海のむにゃむにゃ』がある。
登場するのは、どんばらたぬき、イタチ、そしてじいさん。じいさんが長柄杓で水を
与え続け、育てているものとは一体・・・。
最後の思いがけない結末に、正直、子供の反応は

『ぽか~ん』

そして、

『え~!』

である。それもよし。


『校長先生に内緒で校庭に水をまいてみればいいよ』


と言って教室を後にする。うひひひ。奇想天外についてこられる心の自由を持ち続けてほしい。






勝手な採点
読みやすさ・・・・★★★★☆
面白さ・・・・・・・・★★★☆☆
子供人気・・・・・★★★☆☆
ボリューム・・・・・10~15分くらい。15分あれば十分。

本自体が小さめなので、大きな場所では聞き手を近くに集めて読んだほうがいいかと思われる。
子供の『うわぁ』や『でかい・・・』
なんていうつぶやきが聞こえて面白い。集団の前で読むより1対1がむいているかも。
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by yocchi0220 | 2009-07-06 09:54 | 朗読またの名を読み聞かせ

5年生への朗読

失敗は、朝じゅうぶんに時間をとっていたにもかかわらず、変なところで時間をロスし
自転車を全速力で漕いで学校へとたどり着いたものだから、本読みの真っ最中に
汗がダラダラ流れ出て、おまけにハンカチは足元。読んでる最中にハンカチなんぞを
取り出せば、流れが寸断されてしまうのではないかと思い・・・格闘家のような態

ええい、ままよ。目に鼻に額に汗の流れるまま、ガンガン朗読したのであります。

今日の朗読は最後の数行までまるでダンプカーのように。




今朝の朗読は、高学年の5年生。はたして、クラスに入ると、日直らしき生徒が
しきりに、「席についてくださ~い!!」と半分面倒くさそう繰り返す。
後ろを向いて話し続ける人あり、漢字練習プリント(宿題か)をガリガリ続ける
人あり。本を読む人あり。

挨拶をし、約束をする
「みんな、自分のしたいことあるよね。したいことをしてもいい。ただ、今本を聞きたい人の自由を
奪わない約束をしてください。目だけ貸してくれてもいい、耳だけかしてくれてもいい、心だけ
かしてくれても、もちろんいい。では始めます。」


宮沢賢治という人を知っているかたずねたら、二人の子供が手を挙げた。
では、「注文の多い料理店」という話をしっているかとたずねると、ほとんどの子供が手を挙げる。


今回の本。宮沢賢治「オツベルと象」



ご存知 荒井 良二さんのイラストで宮沢作品。可憐な白象、押し寄せる象の大群は燃えるマグマ
の如く。一気になだれこむようなクライマックスの最後に訪れる静かな独白。
難しいけど、届けたい。






勝手な採点
読みやすさ・・・・★★★★☆
面白さ・・・・・・・・★★★★☆
子供人気・・・・・★★☆☆☆
ボリューム・・・・・15~20分くらい。15分で読みきるには忙しい。

読後教室はシーンと静まり返った。

因みに、私の大大大好きな武井武雄さんもこの「オツベルと象」の挿絵を描いていらっしゃる。
美術館で見たことしかないのだけど、実によかったのだった。でも、どうしてか、氏の絵本で
今購入できるものが非常に少ないのだ。あんなに素敵な絵本をなぜ再販できないのか・・・
せめて美術館でだけでも、高くても、置いて欲しいなぁと切に願うのであった。
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by yocchi0220 | 2009-06-15 09:31 | 朗読またの名を読み聞かせ

2年生への・・・朗読またの名を読み聞かせ

絵本を読んでいると気がつかないが、声に出してみると、読みづらい・・・
ってことが時々ある。大好きな本なのに、実力不足で、どうしても面白さが
伝えきれないものもある。
極端に声色を変えたり、オーバーな演出をすると作品のイメージを壊すから
ダメと言われることも多い。確かに、過ぎる演出は余計な押し付けになると
思うけど、楽しい本は、楽しく、リズム感を大事にしたいと思っているのだけどなぁ。

私の声は、悲しいかな、あまり多くの作品にむいている声ではないと自覚している。
なかには、凄い!!とうっとりしてしまう声の持ち主がいるのだ。静かに響き、
しっとりと耳に心に染み込んで来る声だ。声優さんでも、ナレーターさんでも、
この人じゃないと!!という方がいらっしゃるものね。声は宝物。毎回羨望の眼差し
ならぬ、耳?で宝物に巡り合い、感激している。

前回、2年生の教室で読んだ本は、私の大好きな1冊。内容もそうなのだけど、
私の声質にあっているというか、極端なことをいうと、歌うように読めるというか・・・。
ストーリーにダメージを与えないでいけるんと違うか?と勘違いしそうになる本なのだ。

それが、「まいごのどんぐり」。
コウくんという男の子が大切にしているどんぐりの物語だ。

2年生のクラスはなかなかノリがいい。笑ってほしいところでは声を出して沸いてたくせに、
ドラマチックなシーンでは、みんなが固唾をのんで静まり返る。泣き顔になる子もいたりして
読み手にその空気がビシビシ返ってくる。
実は最初姉にこの本を買ってもらい、不覚にも泣いてしまったのだ。絵本で泣いたのは
初めて。


勝手な採点
読みやすさ・・・・★★★★★
面白さ・・・・・・・・★★★★☆
子供人気・・・・・★★★★☆
ボリューム・・・・・ゆっくりと読んで10分程度
◎テーマがどんぐりで、低学年の子供に身近な主人公でわかりやすい。
 秋の遠足の頃に読むといいかも。 明るい色使い、ハッピーエンドの結末で、
 子供にも人気。まずは手にとって欲しい1冊。
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by yocchi0220 | 2008-12-22 12:33 | 朗読またの名を読み聞かせ

1年生への読み聞かせ

時々ボランティアで小学校のクラスに読み聞かせ・・・(この言い回しは本当は好きじゃない)
に行く機会がある。朝のホームルームが終わって、先生が職員室に戻る月曜日の20分間
に、低学年には10分程度のボリュームを2冊(交代制)高学年には1冊。

今日お邪魔したのは、既に1度訪れたことのある1年生の2クラス。
同じ学年でもクラスによってカラーが違うのが面白い。前回は「おしゃべりなたまごやき」を
読み、時間がギリギリで、ゆったりと楽しませてあげられなかった後悔と、毎回私は最初の
取っ掛かりを生徒とのおしゃべりに費やすのだけど、「卵アレルギー」の子供がいて、次は
彼が食べられるという「カレー」を題材にした本を持ってくると約束していたので、短く簡単な
この「ラージャのカレー」にしたわけ。大人は約束を守らないといけません。

南の島のらーじゃが作るおいしいカレーが島の人々を、そして島の生活を潤している・・・・
というお話。

今回は1年生なので、「後ろで見えない子はよっといでぇ~」と声をかけると、すかざず
前に来て隣にちょっかいを出したり、蹴り始めたりする子供がいる。そういう時は

「隣のお友達をつっついたり、押したりすると、お友達が喜んじゃうのでやめてくださ~い」
だの
「友達を蹴ると、友達の足が、2倍も蹴り返したくなって動き始めますからやめてくださ~い」
だのと言ってみる。

で、そっと口元にしぃ~っとポーズをすると、しぃ~んと静まり返って絵本の時間がはじまるのだ。
低学年はいいなぁと思うのは、物語に入り込めるその体と心だ。この本はあまり変化に富む
ストーリーではないが、それぞれのシーンで子供たちが、雲を、雨を、煙を、「おぉっ」とか
「あっ!」とか小さい声で言いながら集中してくる。読後、まだ1時間目も終わってないのに
「お腹が空いた~!!」と言う子供がいて、なかなかの手ごたえではありました。

残念ながら今日の給食はカレーではないそうだけど、次のカレーの給食の時には、この話を思い出してね
といって、子供たちと別れた。



そういえば、クラスに入ったとたん
「あ!あの面白い人だ!」
と言われた。

上々じゃないか。


勝手な採点
読みやすさ・・・・★★★★☆
面白さ・・・・・・・・★★☆☆☆
子供人気・・・・・★★★☆☆
ボリューム・・・・・5分程度
◎単純明快な明るい絵が子供たちにもわかりやすく、入り込みやすい。
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by yocchi0220 | 2008-12-15 12:23 | 朗読またの名を読み聞かせ