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体は正直

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母の日に立ち寄った花屋さんは女性3人のスタッフで、物凄くセンスの良い店だった。
小さいお店だけど、店の外に出してあった何点かの寄せ植えを見るだけでも引き寄せられる感じ。
初めて知ったお店だけど、これからはここを使おう。隣の市なのが残念だけど。

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これは看板猫。
さわらせてくれるんだよ。

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まだお若いのに。
実にゆったり。







さて、時折利用する結構盛っている花屋がある。

花も少しばかり時間が経った物は売らない良心的な花屋。値段なりのものを用意してくれる。

しかし、この花屋に行くのは少しばかり気鬱なのだ。




以前、濃い紫色を中心に母親に花束を依頼した、その時に濃いビオラの花束が出来上がり

私はいたく感激した。そして、それは、母親に絶賛される贈り物となったのだ。

そして、別の日、青い色が好きな友人の送別に花を贈ることになり、その店に。

私の説明したのは青い草花のような(夏のね)さりげない花束だ。できるだけ花束は

同色系にしたほうが、素人にはまずまず失敗しない花束ができあがる。

カスミソウが嫌いなわけじゃなくて、なんでもかんでもカスミソウでがさを増やすのは

勘弁してほしいのだと、その日もカスミソウを勘弁してもらい、青い花束の説明をする。





すると、店主がすかさず、

「青いバラは?」

と手に取ろうとする。

いや、いや、それはないから。

S社の作った控えめな紫とも青とも…といったバラでなく、みるからにインクを吸った

白いバラ…毒々しいまでの人工的な青さ。

「えっと、もっとこう、草みたいなので…これはちょっと違うんですけど」

貰い手のことを考えれば考えるほど青いバラは彼女には不似合いだ。




その時、店主が言う。

「あなたが、嫌いなのね、青いバラが。」




ん?私は貰い手である彼女をよく知っているつもりだ。華美過飾を苦手として、

生活も服装もシンプルが好きで、綺麗なものも大好きだけど、紺色、グレー、黒、を愛用する

地に足の着いた頑固で、でもとっても愛すべき人なのだ。その彼女とのしばしのお別れに

渡したい花なのだ。




私は自信を持って言い返す

「いいえ、貰い手も嫌いなんです。」






そうこうしているうちに、間に立って、正直にいうとあまり好みじゃない花を持った

店員とその店主と私のやり取りに気が付いた、過日ビオラの花束を作ってくれた女性が

あの時の花みたいなのね?と声をかけて、なんだか時間ばかりたって捨て鉢になりかけた

私をかろうじて救ってくれたのだった。

実はこういう、ん?というやり取りが今までも何度か続いているのであった。










さりげない花束は彼女にとても喜ばれた。








そして、先日の歓送迎会の花束をこの花屋で注文したらしい。

すると中に、堂々と、あの青いバラが入っている花束があった。うっ!と思う私の横で

「うわぁ~綺麗~!!どこの花屋さんで注文したんですかぁ?」

「でしょ~!! ○○花屋さんなのぉ!!」














うううむ。

その場をすっと離れてみる。

人の好みはいろいろだ。新しいお客ができたところで、離れる客もあるさ。




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年寄になり、家族2の無礼千万な行動になすがままのミィさん。





さて、虚弱な私が慣れない行動をすると…体力がつくのではなく、

案の定、唇の上がヒリヒリすると思ったら…

ぶつぶつが出てきて、今は皮がむけ始めた。

家族2のひいた風邪も私の体のあちこちで、槍をついている感じ。




いったいいつ私には体力というものがつくのだろう…
by yocchi0220 | 2010-05-18 01:02 | ひとりごと
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